蓄財生活

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FRBのお金の流れ

米国でのシニョリッジ、国庫納付金についての話です。

シニョリッジ(通貨発行益)とは、政府・中央銀行が発行する通貨・紙幣から、その製造コストを控除した分の発行利益のことである。

中央銀行のシニョリッジについては、銀行券の独占的発行という特権から得られる性格のものであることから、その利益を公共に還元すべきという考えがある。多くの国において、中央銀行が利益の一部、または全部を国庫に納付する制度が採用されている。

実際、次のような記事があります。

FRB、18年国庫納付は653億ドル 銀行への金利支払い385億ドル(2019.3.22ロイター)


FRB、2017年の国庫納付額806億ドル 前年から減少
(2018.3.24ロイター)

FRB、17年の国庫納付802億ドルに減少
米連邦準備理事会(FRB)が10日発表した2017年決算の速報値によると、純利益は807億ドル(約8兆9900億円)で、経費などを除いた802億ドルを米財務省に国庫納付した。(2018.1.11日本経済新聞)


FRBなど中央銀行が通貨を発行し、資産(国債などの債券)を買入れることで、無から元利金を受けとることができるようになり、毎年、大きな収益が生まれている。
FRB は、収益から諸経費を差引いたものを、米連邦政府に国庫納付金として納めている。
13年796億ドル、14年987億ドル、15年977億ドル、16年920億ドル、17年807億ドル、18年653億ドルである。毎年、シニョリッジ政策によって、多額の収入が米政府に入っている。
米国の金利は日本より高く、このFRB の国庫納付金は日銀の国庫納付金よりずっと大きい。